大企業でもしてくる容赦ないオワハラ・内定辞退阻止
皆さんこんにちは!銀行員ブロガーの平井です!
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
通常オワハラと聞くと、学生を大量採用する大企業ではなく数人しか採用しない中小企業で行われると思いますよね?
ですが、実際には名だたる大企業であっても容赦なくオワハラ・内定辞退を阻止してくる企業が存在します。
有名どころだと、内定辞退するとコーヒーをかけられると噂のあるN証券とかですね(笑)
流石にそこまでひどくはなかったものの、某メガバンク(正確には某メガバンク系列の信託銀行)にて実際に私がされたオワハラについて紹介したいと思います。
一連のやり取り
電話にて
私「お忙しいところ恐れ入ります。先日御社から内定をいただきました平井です。○○さん(採用担当者)はご在席でしょうか?」
採「平井さんお疲れさま!どうしたの?」
私「私事で恐縮なのですが、他の企業から内定をいただき、そちらに行くことにいたしましたので内定を辞退させていただきたいのですが・・・」
採「えー!そうなの!?・・・ちょっとそのまま待ってて。」
~数分後~
採「どうしても辞退したいのであればしょうがないけど、理由とか色々聞きたいからとりあえず本社に来てくれる?」
私「(行ったら絶対何か言われるだろうなあ…それに交通費もかかるし…)申し訳ありません。自分なりに凄く悩んだ末に決めたことなので気持ちは変わりません。どうかこの電話にて辞退を認めてください。」
採「うん、だから内定辞退自体はいいんだって。でも辞退を電話で伝えるなんて社会人として良くないよ。こういうことはちゃんと誠意をもって、面で伝えて欲しい。」
私「わ、分かりました・・・」
採「じゃあ○月○日の××時に来てください。待ってます。」
私「(ずいぶん一方的だなあ…)はい、承知しました。」
本社でのやりとり
そんなわけで、関東外にある大学からはるばる高速バスを使い、○月○日に東京へ行きました。
待っていたのは採用担当者とその上役でした。
採「辞退って言ってたけど、どうして?ウチに入りたいって言ったのは嘘だったの?」
私「いえ、嘘ではありません!ただ、複数社から内定をもらった後再度考え、最終的にこの結論に至りました。」
採「でもその結論に至ったってことは、結果的には嘘だったって事だよね?」
私「(そ、そうなるの?)まあ、結果的には・・・」
がらんとした会議室で2対1、その上完全にアウェーなこともありだいぶ動揺していました。とても正常な思考はできません。
上「平井さん、我々が今までリクルーター面談や面接を繰り返し、平井さんを採用するまでに多くの労力をかけていることは分かるよね?」
採(うんうんと頷いている)
私「はい・・・」
上「それなのに君は電話一本で済まそうとした。これってどうなのかな?」
私「すみません・・・」
上「良くないよね?不誠実だよね?これから社会に出ていく立場として非常に良くない。私達はこの点について怒っているんです。」
私「大変申し訳ございません・・・」
上「そもそも・・・」
このような全く前に進まない話が何十分か続きました。
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採「どうしてウチじゃなくてその会社にしたの?何が不満だったの?」
私「(逆志望動機?ある意味面接みたい…)いえ、不満があったとかではないのですが、自分なりに色々考えた結果・・・」
採「でもウチを辞退するということはウチがその会社より何らかの点で劣っていたということだよね?」
私「(???)いえ、そういうわけでは・・・」
採「いやいや、別に嫌味で聞いてるんじゃなくて、今後の参考にしたいから聞いているだけだから教えてほしいんだけど。」
私「・・・不満とかではないですが、強いて言うなら・・・」
しゃべるたびにダメ出しされる時間が続く
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上「じゃあ、内定辞退の気持ちは変わらないということですね?」
私「はい、申し訳ないです・・・」
上「分かりました。ただ、これからはこういった不誠実なことをしないように気を付けてくださいね?年長者としてのアドバイスです。」
私「はい・・・」
こうしてようやく開放されました。会議室にいたのは1時間ちょっとでしたが、体感としては丸々1日監禁されてたように感じられました。
今となっては話のネタですが、当時の気分はもちろん最悪でした・・・(笑)
事前にオワハラの可能性を考慮しておこう
私は最終的に某メガバンクを内定辞退できました。しかし、よほどの強メンタルでない限りだいぶ打ちのめされますし、場合によっては丸め込まれ、辞退の撤回をしてしまうかもしれません。
そのオワハラの一時を逃れる対価として今後のキャリアを棒に振るのは絶対に避けなくてはならないことです。
最終面接のときや、内定取得後に辞退をするときは、必ず「オワハラされるかも」ということを念頭に置き、何事にも動じないよう準備をしてから挑みましょう!
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
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