盛り上がったのに、なぜ落ちる?
こんにちは、公務員の赤木です!
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、公務員試験の面接を受けた先輩や、Twitterなどでこういった話を見た、耳にした方もいるのではないでしょうか?
凄く盛り上がっていい雰囲気だったのに、面接の評価が嘘みたいにひどかった・・・
中には面接を終えて、実際このようなケースになってしまった方もいるかと思います。
ここでは面接が盛り上がったにもかかわらず、なぜ評価されない結果となってしまうのか解説します。
「盛り上がる」は主観にすぎない
そもそもなのですが、面接で「盛り上がった」かどうかを判断し、考えることができるのは実際に面接を受けた本人だけです。
当然ですが集団面接やGDを除き、面接室にいるのは面接官と受験生である本人だけであり、面接官側から総評を聞けるわけではありません。
なので、受験生が自分の話したい話を一方的に話し、それで面接そのものが盛り上がったと勘違いしているケースがあります。
また、面接官が受験生の話に対し頻繁に相づちをうったり、気軽に話してもらおうと盛り上げにかかる性格で、面接官側の行動により盛り上がっているというケースもあります。
もっとも、このようなケースではなく
いやいや、絶対盛り上がってたし、あれは面接官が間違いなく自分の話に興味を持ってくれたからです!
というパターンもあるでしょう。しかし残念ながら、結局「盛り上がる」ことがプラスになっていないことが多いのです・・・
志望動機や熱意ではなく趣味や下らない話で盛り上がっているだけ
面接で最も重視される要素は何でしょうか?
それは、目の前にいる受験生を採用した場合、「実際に入庁してくれるか」と「与えられた仕事を達成することができるか(能力があるか)」の2点です。
これらの主な判断材料は
- 熱意
- 志望動機
- 政策に対する理解
などになります。そしてこれらの内容で盛り上がることはあまりありません。
素晴らしい志望動機だね!君はいい経験をしてきているよ!
とはならず、うんうん頷き、さらにその経緯や背景を掘り下げていく
方が普通でしょう。
ではどんな内容が盛り上がりやすいかというと、趣味やサークル、日常の他愛もない話などです。
簡単に想像がつきますよね。例えばスポーツをやっていて、たまたま面接官も同じスポーツをしていた場合、似たような経験をしているので話に花が咲くでしょう。
ただ、面接というのは上記の2点で評価されることから、趣味などの話は枝葉の部分にすぎず、多少面接官の心象が良くなる程度にしか影響しません。
なので話が盛り上がり、面接官から面白い受験生だな、と思われたとしても志望動機や政策研究が不十分だと結局良い評価は貰えません。
面接官は落とすと決めた相手に対し接待モードとなる
・・・実はこのパターンはかなり多いんです。
面接官が「この受験生はナシだな・・・」と思ったときどういった行動をとるでしょうか?
正解は話を深掘りすることをやめ、否定はせずおだてるような言動をする、です。
よほどの変わり者かドSでもない限り、落とす相手の話を深掘りしたり否定することはありません。言い方は悪いですがエネルギーの無駄ですよね。
また、きついことやつらいことを言われた受験生は、その人はその官公庁にいい感情は抱かないですよね。すると後輩や周りに対し
あそこは働いている人の性格も悪いし、受験しない方がいいよ。
と言うかもしれません。
さらに、これは公務員試験(特に中央省庁)に特有のことなのですが、その受験生が他の官公庁で採用された場合仕事で仕返しされる可能性もあります。官公庁は意外な部分で仕事の結びつきがあったりするので。
そういったリスクを抱えるよりは、受験生をいい気分にさせて
あそこは凄く良いところだよ。残念ながらあと一歩で落ちちゃったけど、採用されてたら絶対入庁してた!
と思われた方がいいに決まってますよね。
まとめ
これらのケースを見てお分かりいただけるように、実は盛り上がっていなかったり、盛り上がっていたとしても評価されているからではない、ということですね。
なので、「盛り上がったのに落ちた」「盛り上がったから予想通り受かった!」というのは合否を決める要素ではありません。
先にも記載したとおり、面接官に評価される点は 「熱意」と「能力」です。決して盛り上がったかどうかではありません。この点を見誤らないように注意しましょう!
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
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