眺める方が最終的には効率よく定着する
数的処理に限らず、公務員試験の受験生が陥るパターンがあります。
あー、問題全然わからん。最初の5問全て解けなかった。俺才能ないわ。勉強続けても解ける気しないし、勉強やめようかな。
問題が分からなすぎると、誰しもこのような気持ちを少なからず持ちます。
ただ、初めて見る問題、初めて解く問題がスラスラできてしまう人なんてまずいません。過去の公務員試験合格者も最初は1問1問苦労しながら解いているんです。
もっとも、解けなくて当たり前と思っていても、分からない問題が余りにも続くとやる気がなくなってきますよね。そこで
問題を1、2分見て分からなければすぐ答えを見てしまうべきです。
そして、答えを見た後実際に自分で手を動かし、同じように解けるか試します。途中で詰まった場合はまたその部分の答えを見て同様に進めましょう。
その理由としては
- 勉強が進まないことによるストレスを避ける
- 問題を見てひたすら考えるという無駄な時間をなくす
- 過去問を解くのは目の前にある問題を解くためではなく、解法を知るためである
解けないイライラは回避せよ
特に意識すべきなのはストレスをためないことです。何度でも言いますが、公務員試験は「ある程度の時間をかけて正しく勉強すれば誰でも受かる試験」です。逆にいえばある程度の勉強量が確保できていないのであれば受かることはない試験ということになります。
なので、最初のうちはちゃんと机に向かって問題を解くという習慣を身に着けることが何よりも大切です。
まずは解法を覚えることが肝要
次に無駄な時間をかけない、解法を知るため、という点。
皆さんは初めて見る数学の問題を容易に解くことができましたか?
おそらくは、まず授業や予備校で公式・解法を知り、参考書を解こうとするもののなかなか解けず、ひたすら復習することで解いていましたよね。
数的処理、特に判断推理の部門でありがちなのですが、一見すると簡単に見えるのにいざ解こうとすると歯が立たないというパターンです。判断推理は数学と異なり、解くのに難解な公式を必要としないからですね。
ただ、公式を必要としない代わりに、テクニックが必要となります。そしてここでいうテクニックとは、単に問題を解くためのものではなく、無駄なことをせず素早く問題を解くためのものです。公務員試験は時間との勝負。その意識を常に持ちましょう。
それらを踏まえるとお分かりですね。10分間問題とにらめっこしてなんとか解けたとしてもそれが無駄が多い解き方だとすれば本番では使い道がないということです。
なので最初のうちは、すぐ答えを見て解法を覚えるために過去問集を回している、という意識で勉強しましょう。
なお、過去問集は同じ分野の問題が続けて出てくるものが好ましいです。直前の問題で見た解法や考え方の記憶が新しい状態で次の問題に取り組めるからですね。
例えば畑中本では分野ごとにしっかり分けてあるため(順序関係、位置関係など)、勉強がしやすいと思います。
このやり方であれば、1問に進めるのに時間はそれほどかかりません。となればその分たくさんの問題を眺めることができますね。
多くの問題に触れることでその分野におけるある程度の傾向がつかめるので、是非試してみてください。
今回も最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
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