復習しない回し方はすべて忘れるクソダサい勉強法
こんにちは!いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はかなり尖ったタイトルとなってしまいました・・・
ただ、そのクソダサい勉強法は一般的な勉強法とされており、おそらく公務員受験生の9割以上はこのクソダサい勉強法を未だにしています。
そのような状況に警鐘を鳴らすべく、このようなタイトルとさせていただきました!どうかご容赦頂ければと思います・・・(笑)
実録~これがクソダサい勉強法だ!
それでは、どのように問題集を回すとクソダサい勉強法になるのかご紹介しましょう!
1日目 1~10を解く
2日目 11~20を解く
~~~~~~~~~~~~~~~~
10日目 91~100を解く
11日目 1~10を解く(2周目)
・・・・・・
うーん、極めて一般的な勉強法ですね!
ですが11日目に問題集の2周目を解き始めた際、多くの人はこう思うことでしょう。
え、この問題本当に解いたっけ?初見だと勘違いするくらい覚えてないんだけど・・・
はい、このやり方では絶対記憶に定着しません。断言します。
予備校や公務員講座、Twitterなどでよく目に、耳にする
「○○の問題集めっちゃ回した!もう10周目!!!」
という発言に対する正しい反応は
「えー!勉強進んでるね!」
ではなく
「え・・・、そんなに時間かけてるのにまだ回してるの?ちゃんと身になってる?」
です。10周もしているのにまだ回しているというのは記憶が定着していない証拠ですし、おそらく既に分かっている問題も巻き込んで復習していることでしょう。
エビングハウスの忘却曲線
ところで、皆さんはエビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか?時間の経過によって記憶の忘却、ないしは同様の習熟度を得るのに必要なコストについて示した曲線のことです(以下の図参照)。
具体的な数字は置いておきますが、日数が経過すると復習の効率が非常に悪くなることが分かりますね。
解ける問題を増やさないことには話にならない
1~100まで回し切り、再び1から開始するのは、全ての問題に触れただけにすぎません。だってまた頭に解法やコツがインプットされていない状態で問題集を解き始めるわけですから。
それよりは、特定の分野をしっかりと押さえてから次へ進んでいった方がいいに決まってますよね。判断推理であれば順序関係、憲法であれば表現の自由は完璧!という状態にしてから次の分野を進めていくという形で。
また、短期的に復習を繰り返しながら回していった方が、問題集全体で見ても最終的に早く理解することができます。
復習を取り入れた「重ね掛け」勉強法
それでは復習を取り入れた効率の良い回し方を紹介します。
1日目 1~10を解く(眺める)
2日目 1~10を再度解き、新しく11~20を解く(眺める)
※その際1~10には○、△、×のいずれかを問題の上に記載しておく(記号の意味は後述)
3日目 11~20を再度解き、新しく21~30を解く(眺める)
※11~20につき同様に記載する
4日目 1~30を再度解く
※1~30につき同様
5日目 21~30を再度解き、新しく31~40を解く(眺める)
・・・・・・
やり方の細かな点については上記のやり方でなくても構いません。必ずすべきことは
- 前日に勉強した範囲は次の日にも解く
- 3回目も、2回目を解いてから数日のうちに再度解きなおす
- 問題には記号を付けて管理する
このように、2回目3回目を数日のうちに終わらせてしまうのです。可能であれば4回目も近いうちに復習してしまいましょう。
そうすることにより記憶の定着をより強くすることができます。つまり、復習の重ね掛けをしていくということですね!
記号を付けて進捗度を一元管理せよ
そして記号を付けて管理することも大切です。
- ○→数分程度の時間をかけ、自力で解けた。後日でも解ける自信がある。
- ×→全く歯が立たなかった。
- △→○と×以外
このように記号を付けることで、自分のその問題に対する変遷が一目瞭然になります。×→△→○という変化を目で見ることができれば自信にもつながります。
ちなみに、△は○にするか迷ったら付けましょう。例えば、
- 解けたが時間がかかりすぎた
- 一応解けたが別日に再び解ける自信はない
などです。
そしてこれが大切なのですが、再度解いた際も記号を付け、○が2連続で付いた問題はもう解かなくていいです。以降はとばしましょう。
なぜかというと、既に解法が分かっている問題を何度も解くのはすごく時間を無駄にするからです。
分かる問題を含めて律儀に問題集を回している人は、そうでない人と比べるとトータルで何十、何百時間も無駄にしています。その時間はまだ良く分からない問題、分野に割きましょう。
それでも不安な方は、完璧に分かった!というときだけ○を付け、基本△を付けておきましょう。そうすることで自分の付けた○は絶対だと自信が持て、不安がなくなります。
上記の重ね掛け勉強法で何周か回せば、解くべき問題は数問~2、30問程度になっていることでしょう。つまり最終的には1日で回しきることも可能となる、ということです!
是非問題集を回す際はクソダサい勉強法を卒業し、重ね掛け勉強法で記憶の定着を図るよう試してみてください。
今回も最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
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